近況

最終更新日: November 4, 2025

ここは僕個人の「Nowページ」です。ひさしぶりに会った友人に近況を報告するような心持ちで書かれており、気まぐれで不定期に更新されます。X(旧Twitter)をはじめとする各種SNSにはほぼ触れていないので、その代替として捉えていただければ。

冬の訪れを感じる、カナダの首都・オタワの新居より

カナダに戻ってきた

約2年間にわたるアフリカ・マラウイでのフィールドワークに一度区切りをつけ、永住権更新も兼ねてカナダに戻ってききた。しかし、情報技術を通して国際開発に携わり続けたいという気持ちは変わらない。そこで、居心地の良い西海岸・バンクーバーでの暮らしを捨てて、政府機関や非営利団体の多い首都・オタワに引っ越した。先1-2年間くらいは腰を据えて、国際社会という複雑なシステムの中で自らの立ち位置を再定義したい。

最近の関心

今年の夏はずいぶんと怠惰であった。3ヶ月ほど日本に滞在し、家族・友人と会ったり、国内旅行を満喫したり、実家でワンピースを1巻から読み返したり。だいぶリフレッシュできたので、そろそろ知的生産性を取り戻したい。最近はソーシャルデザインや社会起業の事例・方法論に関心があり、そのあたりの文献を読み漁っている。過去2年間の経験から、アプリケーションとしては特に情報リテラシーの普及と教育に焦点を絞っている。この過程で得られた知見やアップデートは、随時ブログ(英語)でまとめる予定。

また、昨年末から週次のニュースレターを通して世界各地のテクノロジー×社会変革にまつわる事例を収集・研究してきたが、これには第42号で一区切りつけた。運用方針・プラットフォームを見直して、今後はブログの更新に合わせて月一くらいのペースで関連する話題を配信できれば。

言語を学ぶこと

マラウイでは、現地のチェワ語の基本的な文法や単語を身につけて暮らしていた。言語とは、それを取り巻く文化・社会・人間を深く知るために欠かせないツールである。新天地のオタワでは、フランス語。バイリンガルな政府機関の中枢があり、フランス語が公用語のケベック州に隣接していることもあり、オタワ市民の35%以上は英語とフランス語の両方が扱えるという。このような環境において「知らなくてもなんとかなるから」と英語だけで押し通すことには、いささか無理がある。というわけで、少しずつではあるけれど、語学学習アプリや本を通してフランス語に触れる機会を作るようにしている。