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2013-08-08

書店へ行け。そして本を買え。

明治大学の齋藤先生の著書、「10分あれば書店に行きなさい」を読みました。

Amazonで本を買いたくなくなる。図書館で本を借りるくらいなら買っちまえと思うようになる。電子書籍とか興味も示さなくなる。そんな気持ちにさせる内容でした。

あーこれのせいで今月から一段と出費が増えちゃうよ。どうしてくれるんだい。

 
本書の内容は書店の素晴らしさやその活用法を説くだけに留まらず、『読書』という広いテーマについて書かれているなぁという印象。

先日読んだ「本を読む本」の点検読書の部分、つまり現代の読書においては最も基礎的かつ重要な部分だけをつまんで、そこがとても平易に説明されているようなイメージで「おっ」と思いました。

本に書き込むこと、1冊の情報を短時間で吸収すること、そしてそれを人に説明できるようにすること。これらは「本を読む本」の点検読書のステップでも書かれていたことではありますが、新書という文庫本よりもライトな形で伝えてもらえると、より一層実践しやすくなりますね。

もちろん本書のメインテーマである『書店』については、人生における書店滞在時間は世界トップクラスと自負する齋藤先生の教えだけあって説得力もあり、「なるほど」と思わされます。新書コーナーの見方が変わってしまった。

また、書店に通うことに絡めて書かれている、本を買うことで書店を、著者を、日本を支えるといったお話にも納得させられました。

さらに、家に帰る時に書店に寄るのと、まっすぐ家に帰ることの比較から書かれていた総ストレス量のお話は目からうろこ。確かに家にいると逆に疲れるという経験は少なくない。

中身のある本を3冊読むことは、大学の講義を半年聞くことに匹敵する
― 第1章より

ラーメン一杯やハンバーガーのセットくらいの値段で1冊の本が買えて、そこには先人たちの知恵や経験など、自分に刺激を与えてくれるエッセンスが凝縮されている。そしてそれがたくさんある、宝の山のような場所が書店なんだよ。

そんなことに気付かせてくれた一冊でした。

齋藤先生の所々でクスリと笑わせてくる読みやすい文章が本書の質をぐっと高めていることは言うまでもないですね。

今度部屋を借りるときは書店の近く。そう決意した僕でした。